×××HOLiC◆継 第9話「流噂 フウヒョウ」
2008年 06月 21日
「簡単に“同じ”と言ってはいけない。“違う”とも言ってはいけないよ」
最近TVでも見なくなり、ネットで中傷されている小羽のことを心配した四月一日はお弁当を持って小羽の自宅に行きました。百目鬼が一緒で、ひまわりちゃんは用事があって行けないことを侑子に言うと「良かったわね」という返事でした。

小羽の家に行くと出てきた小羽はケガをしてて、その怪我は「階段から落ちた」と言う。そして多分押されたんだと。たまらなくなってギュと抱きしめる四月一日でした。
怪我の手当ては背中じゃないから自分で出来るし、留守電へのイヤガラセ電話はテープがなくなったから大丈夫と話す小羽。でも四月一日は、「好きな人が怪我させられて辛い目にあったら大丈夫じゃない」と小羽の手を握ってあげます。
ゴチャゴチャしている家の中で3人はお弁当を広げ、喋りながら食べ始めたところに母親が戻ってきた。四月一日が小羽に殺生物を食べさせたり、余計な知恵を与えて自分に反論させたと思い込んだ母親はお茶を
四月一日に浴びせかけてしまいました。
「わたしの好きな人に痛いことしたのは…許さない」
百目鬼の応急処置と眼鏡のおかげで大事には至りませんでした。でも何故避けられなかったのかはスルーされちゃいましたね。
ゴールデンの番組に出演した小羽。ミステリースポットを他の霊能者と共に霊視するというもの。他の霊能者は軍服姿の霊しか視えないというが、小羽だけが女性の霊も居ると言って譲りません。
小羽を馬鹿にした感じの他の霊能者や、●の●んた似の司会者もムカツク!!
次回で小羽ちゃんの話は終わりなんですよね。地位とかお金に目が眩んでいるあの母親と小羽の関係がどう改善されるのかたのしみです。原作と全然違うので…。
原作の方でのこの頃の四月一日は夢の世界と現実を無意識に言ったり来たりしてて、お茶をかけられた時も夢の世界に行きかけていて避けられなかったのです。遥さんに「今こっちに来てはいけないよ」と言われて現実に戻ったものの、気付いた時にはお茶をかけられてしまってたのでした。
マルとモロもこの頃は店の“場”を維持することに集中していて眠っています。前回の“居てはいけないモノ”は本当なら店には入ることの出来ない存在でした。それが侑子の店に入れてしまったのは店の存在を支えている“場”が危うくなっているからで、マルとモロは“場”を支えているモノなのです。
次回 第9話「不戻 キヅキ」
◆今週のヤンマガ(原作)の「×××HOLiC」
久しぶりの連載再開ですが、来週も休みです。最終章が始まりそうな予感のする回です。
百目鬼の家で暮らしている小羽が百目鬼に四月一日との馴れ初め…じゃなくて出会いを聞きました。すると四月一日が初対面でイキナリ飛び蹴りをしてきたのだそうです。でも百目鬼ですから、四月一日が勝手に敵視しているので放っておきました。
あの「百物語」で百目鬼の寺を使うことがなければ、四月一日のことは今でも放っておいたままでした。それに他にも放っておけなくなった理由がありました。
四月一日が死んだ子犬を抱きながら言った言葉を聞いてしまったからです。
「俺もこんな風に死んでいくんだな…一人で」
それから百目鬼は四月一日を放っておけなくなったのだそうです。母親に名前を呼ばれることも、触れることもされなくなった小羽を放っておけなかった四月一日と同じですね。
小羽が四月一日と会った時“自分に近い”と思った。でもそれは違ってた。自分は一人だったけど、君尋くんは一人じゃない。静くんや皆が居る、と。そして、侑子から“空の卵”を渡されている百目鬼に、自分にはもう祓う力は無いから“その時”がきたら静くんは迷わないで欲しいとお願いするのでした。
百目鬼を“静くん”と呼ぶ小羽が兄妹みたいに仲が良くて微笑ましいし、四月一日の周りに居る“皆”の中には小羽も居ると百目鬼に言われて嬉しそうにする小羽がカワイイです。
小羽にはこれから起こることが視えているのかな?
by saigakuji_x20a | 2008-06-21 00:33 | ×××HOLiC【終】