宮崎勤(今田勇子)死刑囚に刑が執行された…。
2008年 06月 17日
幼女の遺体を自宅の庭で燃やし、「今田勇子」と名乗ってその遺骨を送りつけていたといいます。遺骨を食べていたとも聞きました。
この行為だけ報道されていたなら、今頃忘れていたかも知れない事件でした。
でもこの事件はオタクを震撼させ、私にとっては忘れられない事件になってしまいました。
問題は、宮崎死刑囚がオタクだったことをマスコミに大きく取り上げられてしまったことでした。自室には特撮やアニメ(美少女アニメも含)のビデオが所狭しと大量にあって、「宇宙戦艦ヤマト」や「ラ・セーヌの星」のポスターが壁に貼ってある……オタクなら珍しくない部屋かもしれませんが、そうじゃない人には異様に思えたことでしょう。
この影響にはコミケにも拡がりました。厄介なことに宮崎死刑囚がコミケに参加していたのです。その時のパンフも報道されてしまいました。実際に参加したかは分かりませんが、パンフのスペース紹介のイラストはオドロオドロしいもので、どうしてこんなヒトがスペースに当選してしまったのか……と悔しかったですね。
当時のコミケは「幕張メッセ」で開催されていました。それまで開催していた晴海国際見本市会場の取り壊しが決まっていたし、東京ビックサイトが出来るまでは……ということだったのに、この事件のせいで千葉県から幕張メッセが借りられなくなってしまい晴海に戻らざるをえなくなりました。
凶悪事件を起こすような人が参加するイベントに会場は貸せないということらしいです。当時の千葉県は教育問題に過敏だったので、過激になってきていた性的描写のこともあってコミケが教育的に良くないと判断したようでした。
あの辺りはオタクに対する風当たり(偏見)が本当に強かったですね。みんなが宮崎死刑囚と同類に見られていましたから。なにかというと、アノ事件を持ち出されて…… (――〆)
その頃の私は「魔道王グランゾート」で同人活動していて、地元ではサークル名もようやく知られてきてました。「幕張メッセでのコミケ参加」を目指してたんですが、土・日連休なんて取れない仕事をしていたので結局行けず仕舞いでしたね。
刑執行のニュースを聞いて複雑な気持ちになったので、ダラダラと書いてしまいました。

by saigakuji_x20a | 2008-06-17 15:50 | 雑記