×××HOLiC◆継 第7話「水猫 ミズクミ」
2008年 06月 06日
猫娘が侑子に依頼したのは或る家にある井戸の水を汲むことでした。猫娘は自分は水が苦手なので、他の人にお願いしたのだそうです。そしてやっぱり、水を汲む役目は四月一日に回ってきたのでした。

猫娘に案内されて着いたのは一般住宅の敷地内にある古井戸。開け放たれた窓からカーテン越しに見える人影。「不法侵入」の言葉が頭を過ぎってビクビクする四月一日は、なんとか家の人に気付かれることなく水を汲んで帰ることができました。
でも水汲みは一日では終わりませんでした。一回でも汲みに行く回数を減らしたい四月一日ですが、侑子が用意した容器は見た目以上に重いもので一度に持てるのは一つだけ。ということで登場するのが百目鬼です。
また水を汲みに行くと、前日と変わらずに窓は開いたままで中の人も同じ服に見えます。でも一分でも早く汲んで戻りたい四月一日はあまり気にしないようにしていました。
水汲み最終日。百目鬼を待っていた間にひまわりちゃんと話をする四月一日は、事情を聞いて心配するひまわりちゃんと「危ないことはしない」という約束で右の小指で“指きり”をしました。指きりをした時に四月一日には一瞬何かが見えたようでしたが?
井戸の水が無くなるまで組み終えて風呂敷に包もうとした時、突然四月一日の小指に痛みが走り、風に風呂敷を飛ばしてしまいます。風呂敷は開いていた窓から家の中へ入って行ってしまいました。
百目鬼と二人で家の中に風呂敷を取りに行くと、家の中は廃墟となっていました。そして風呂敷が入っていった部屋には、椅子に座ったままの女性がいました。水を汲んでいた数日。ずっと見えていた人でした。
まるで人形のように見える女性ですが、実はそれは死体でした。添加物を長年摂取し続けていると、死体も日数が経っても腐らないのだそうです。百目鬼もお寺で見た事があるって……。
猫娘が井戸の水汲みを依頼した理由は、井戸の底に仔猫が沈んでいたからでした。丁重に弔ってあげる猫娘でした。亡くなっていた女性も仔猫を待っていた?
猫娘は水汲みの対価に“卵”を侑子に置いていったのでした。
【原作の方では(ネタバレ有)】
水汲みは侑子が必要で四月一日に汲ませました。暑さの苦手な猫娘が侑子の持っている、被るだけで体感温度の下がる帽子を欲しがったのでその対価に「なるべく古くからある、水道水と混ざっていない井戸の水の場所の情報」を貰いました。
汲んだ水は「ツバサ」の東京編で、酸の水を薄める為に使われた…んだっけ? 「ツバサ」は細かいトコロまで憶えてない~~~ (――;)
“卵”は「ツバサ」でサクラ姫が侑子に依頼した事の対価として異世界から送ってきた物です。原作の方では2個でしたが、アニメではどうなるのかな?
そーいえば、卵から孵化した「蒲公英」はOPに出てこない。アニメには出ないの??
次回 第8話「鈴音 ササヤキ」
by saigakuji_x20a | 2008-06-06 16:11 | ×××HOLiC【終】