セントラルに呼び出されたオリビエ。ブラッドレイには誤魔化しが効かないと悟るとレイブンを始末したことを告白しました。聞きもしない事をベラベラと喋るような男は不要と判断して始末し、ブラッドレイの正体を知ったうえで空いた席を希望します。

　ブラッドレイはオリビエに“席”を与え「強かに足掻けよ、人間」と言うのでした。
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　食堂でロイと会ったホークアイは、暗号でセリム・ブラッドレイがホムンクルスであることを知らせます。驚くロイですが「有り得ないことなど、有り得ない」ってグリードの台詞ぅ！

　奴隷番号２３号の血によって生まれた「フラスコの中の小人」は２３号に“ヴァン・ホーエンハイム”という名前とあらゆる知識を与えます。
　老いて死期が迫ったクセルクセス王は不老不死を望み、その願いを「フラスコの中の小人」は叶えてやろうと言って水路と称して陣を造り、村を襲って錬成陣を完成させました。
　儀式が始まると、陣の中心に居て害は無いと思われていた王たちが次々と倒れ始めます。不審に思ったホーエンハイムに「フラスコの中の小人」は真実を話します。陣の真の中心に居るのはホーエンハイムで、彼の血を使って“門”を開けさせて貰ったのだと。

　門に飲み込まれたホーエンハイムが次に気が付いた時にはクセルクセスの人々全てが死んでいました。生き残ったのはホーエンハイムと、ホーエンハイムの血の情報から造った“入れ物”によって体を得た「フラスコの中の小人」でした。
　血をくれた礼に、朽ちない体を与えたと言う「フラスコの中の小人」。クセルクセスの人口の半分がホーエンハイムの中に居るということになるのだそうです。

　イズミと会ったホーエンハイムは、咳き込んだイズミの手当てをしようとして“真理”を見たと見抜きます。内臓を持っていかれたと言うイズミの腹に手を差し込んだホーエンハイムは血の流れを変えて体を楽にしてあげます。（一種の心霊治療！？）

　マイルズ少佐たちと賢者の石について話をするエド。小石程度の大きさの物しか見た事が無いが、それ以上の大きさとなったらどれだけの人間を犠牲にしたのか想像できないと言います。

　一方でホーエンハイムは自分の事を「人間の形をした賢者の石」だと言っていました。国の人口の半分を使うとこんな大きさの“賢者の石”が作れるってコトですか。

次回　第４１話「奈落」

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