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PERSONA-trinity soul- 第17話「風の里にて」   

2008年 04月 27日

 みかんを見ると、取り返す事の出来ない過去が蘇ります。今回はめぐみの話がメインです。

 負傷した洵をめぐみの実家に運びましたが、めぐみと両親の間には微妙な空気が流れていました。めぐみの態度から最初は父親の方と血が繋がっていなくてうまくいってないのが実家と疎遠になっている原因だと思ったのに、母親の方とうまくいってなかったんですね。
 それが実家と疎遠になっていた理由であり、めぐみが自分のペルソナを信じきれない理由でもありました。
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 めぐみには弟がいました。生きていれば洵と同じくらいの年齢でした。家族でドライブ中に、センターラインを超えて来たトラックと衝突し、弟だけが亡くなったのでした。葬儀の後、放心状態の母親にめぐみは慰めるつもりでみかんを差し出しましたが義母はそのみかんを払いのけて叫びます。
「どうして、どうしてあんたじゃなかったの!?」

 事故の時、咄嗟にめぐみはペルソナで車を覆い家族を守ろうとしました。でも間に合わずに弟が車の外に放り出されてしまったのです。その日からめぐみは自責の念にかられてきたのでしょう。あの時の自分は精一杯だったのだろうか? 実の子供だからと義母に可愛がられている弟が好きじゃなかったから、無意識のうちに助けなかったんじゃなかったのか?

 隣町の病院に洵を診察しに行き、待合室に居る時にめぐみと義母は少し話をします。義母もあの時の事を後悔しているようでした。その帰り、椎葉によって無気力症になったドライバーが運転するトラックがめぐみたちの乗っている車に突っ込んで来ました。衝突の衝撃で車ごと川に落ちてしまいます。めぐみは今度こそペルソナで洵と戌井と義母を助け、その後に力尽きますが慎のペルソナが助けてくれました。
 気が付いためぐみに義母が「あの時もあんたが助けてくれたのか」と言いますが、めぐみはどう答えて良いのか困ってしまうのでした。義母がペルソナを自然に受けて入れているんですけど、珍しいとか恐いとかないの?

 帰り際に義母はめぐみに袋に入れたみかんを手渡します。
「がんばったんだよ、あんたは。いつでも帰っておいで」 恐らくめぐみにとって一番言って欲しかった人に、一番言って欲しかった言葉を貰ったのでした。これで自分のペルソナを信じられるようになるのでしょうか?

 洵が夢の中で赤い髪の少女と出会いました。彼女は洵が持っていた「くじらのはね」を指差しますが、何を意味している?

 稀人が洵(とペルソナ)を狙い始めました。いつものようにペルソナを剥がそうと考えないのはどうしてなの? 薬を入手してもペルソナを合体させるのも限界になってきた?

次回 第18話「沈む夢」

 慎の首を絞めていた(?)のは、まさか叶鳴???

by saigakuji_x20a | 2008-04-27 01:25 | PERSONA 【終】

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