プリズム文庫「礼拝堂の淫らな遊び」感想   

2008年 04月 04日

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 礼拝堂の淫らな遊び 著:鈴木あみ イラスト:佐々成実 プリズム文庫

 誠信学園の生徒会選挙は、会長でなく副会長を選出するという伝統がある。そうして選ばれた副会長が忠誠を誓う生徒会長を選び、主従関係を結ぶのだ。副会長選挙に出馬した清春は、ライバル視していた深芳野に僅差で敗れるが、その深芳野から逆に生徒会長に指名されてしまう。なんでも自分よりうわてで嫌味な深芳野に忠誠の儀式で誓いの口づけを受けることになって……。


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 私がBL小説を購入する上で重要視しているのがイラストです(ある意味内容よりも)。そして一番好きなイラストレーターさんが佐々成実さんです。というわけで、大好きな佐々成実さんのイラストだったので無条件購入しました。
たま~に内容的に失敗しますが、それも覚悟の上での購入ですから!! 目の保養ってことで…。

 イラスト目当てで購入しましたが、内容も私好みだったのでラッキ~~♪
 題名は「礼拝堂の~」と書いてありますが、礼拝堂でHしたのは表題作ではなくて書き下ろしの方でしたし、あらすじの主従関係も別に…深芳野の真意が分からないままに清春が強制的に会長に指名されて、深芳野が慇懃無礼な態度で奉っている感じくらい? 清春は別に女王様って態度じゃないよ~ん。

 副会長選挙で深芳野に負けた清春。勝手に深芳野をライバル視してて、当初選挙に出馬しないと言っていた深芳野が突然出馬して当選したことに屈辱を受けていました。そして深芳野は自分のことが嫌いなんだ…と思っていました。
 深芳野が会長に誰を指名するのかが凄く気になる清春。そんな中、襲われた清春を助けてくれたのが深芳野だったのですか、清春の秘密を知られてしまいました。
 清春の秘密とは、発火能力とサイコキネシスと接触テレパスの能力が微弱ながらあることでした。しかし接触テレパスも本当に好きな相手の心は読み取れない…というご都合主義だけどロマンチックな設定です。この「魔法」が生徒会に役立つかもしれないという理由で、清春は生徒会長に指名されてしまうのでした。
 あらすじに書いてある、忠誠の儀式での誓いの口付け~といっても手の甲に、ですから!!

 「魔法」の事をバラすと脅迫して生徒会の仕事を山のように押し付けて、しつこいくらいにいつも一緒に居て嫌味な敬語口調な深芳野ですが、清春を一番大事にしてます。清春は卑屈になっているので気が付かないけど、どーやら最初から深芳野は清春狙いな様子です。清春が親友の長沢と一緒に居るのがオモシロクないらしいです。(長沢はそんな深芳野の気持ちを薄々感づいている模様。きっと清春と一緒に居る時、深芳野に睨まれてたに違いない)

 偶然、素手で深芳野に触れてしまった清春。でも彼の心が伝わって来ないことに愕然とします。「本当に好きな人の心は分からない」ということは、自分は深芳野が好きなのか!? 今までの深芳野に対するモヤモヤしていた気持ちの理由が分かり、初めて気持ちを自覚するのですが、同じく同様しているらしい深芳野に強姦されそうになり発火能力で逃げ出す清春。

 深芳野が校内である調査をしていることを知り、役に立ちたいと拉致されてしまう清春。学校のOBによる売春組織に強姦されそうなところを深芳野に救われます。ケガをした清春の手当ての為に訪れた保健室でようやく正直な気持ちを告白します。

 深芳野は前から清春が好きだったこと。清春が副会長に当選したら会長には長沢を指名するだろうと思い、それを阻止するために自分が立候補したこと。最初から会長に清春を指名するつもりだったこと。手が触れた時に、清春への気持ちがバレたと思った。清春が火を出してまで逃げたので、嫌われたと思っていたこと。
 清春は深芳野の気持ちだけが伝わって来なかったことを話します。それは暗に清春が好きなのは深芳野だと告白しているようなものでした。

【礼拝堂の淫らな遊び・2】
 書下ろしです。ほとんど清春の深芳野に対するノロケで終始してる感じです。

 寮の「開かずの間」から喘ぎ声が聞こえ、そこから出てきた深芳野が乱れた身なりを整えていた。見てしまった清春は彼を信じたいと思うけど、聞いてもはぐらかされてしまいます。
 深芳野の気持ちが知りたい。深芳野を嫌いになれば触れると心が伝わるから、深芳野の嫌いなトコロを探そう。でも嫌いな場所なんて見つからない…。でも知ったところで、もし自分から他の人に心変わりしていたらどうしよう…。なんかもう勝手にしたら? みたいなラブラブ内容です。

 物言いたげな顔をして深芳野を見つめる清春。不審に思った深芳野は礼拝堂で無理矢理焦らしプレイHで白状させようとしますが、清春は白状しませんでした。
 行事の後、清治の深芳野に対する誤解は解けたものの、深芳野の清春に対する疑問にも答えなくてはならなくて…。深芳野は「自分と別れたがつているのでは?」と考えてたりもしてましたが、そんなことナイナイ。

 仕方なく正直に話すと深芳野は呆れたけど、清春の不満(Hの後、さっさと帰ってしまう)には深芳野にも理由(ベタベタしてると何度でもシたくなるから)があって、清春のお許しが出たところで深芳野はエロヤ前回で清春とH三昧な連休を過ごすことになるのでした。

 美形の会長と副会長カップルなので、学園祭のイベントとかで女王様と騎士みたいなコスプレとかしたら似合い過ぎだろうなぁ。お互いに見惚れちゃったりするんだよきっと。そしてコスプレHになだれこむ~~~。
 今回は清春目線で書かれていたので、もし深芳野目線で書かれたものとか、小冊子でショートストーリーとかあったら読みてーーーっ!! (>_<)

 佐々成実さんのイラスト…「ダイヤモンドにくちづけを・7」を買い損ねました。私が住んでいる市はBLの新書版ってあまり置いてなくて、発売日あたりに購入しないと後は見つけるのが難しいんですよね。
運が良ければ古本屋さんで見つけられるのですが。たった一冊の為に通販は利用したくないし。

 よしっ、運を信じて探すゾ!!
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by saigakuji_x20a | 2008-04-04 00:45 | 小説 | Comments(0)

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