幻冬舎ルチル文庫「理想的な暴君」 榊花月   

2010年 09月 28日

「理想的な暴君」 著:榊花月 イラスト:角田緑 幻冬舎
野波実秋(のなみみあき)は定時制高校に通いながらレストランの厨房で働く二十歳。天涯孤独の身を苦にせず明るく前向きな実秋だったが、不況のあおりで突然解雇されてしまう。途方に暮れる中、ふと目についた「住み込み家政夫」募集の広告。家政「夫」とはなんぞや?と思いつつ面接へ向かった実秋は、要塞のような豪邸で美形だが無愛想な主・結槻陽彦(ゆづきはるひこ)と出会い!?

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 正直、読破後に、こんなに何も感想が残らないBL小説は初めてで戸惑ってしまいました。立ち読みが出来ないようにされていたので、表紙イメージが好みだったので買ったのですが、表紙のイラストと中身がイマイチ合ってなくて、詐欺に会った気分になりました。(作家さん、イラストレーターさん、本当にごめんなさい!!)

 結槻陽彦は別に美形だなんて書かれてないし? 求人広告はふと目に付いたわけでもないし? 文中も時々???な部分があったりするし? で、どこが“理想的”で“暴君”なの??
 主人公2人のキャラがイマイチ際立ってなくて印象に残らず、脇キャラの莉子や城丸のキャラの方が深く印象に残ってしまいました。それと実秋の料理か。

 結局、結槻と実秋は何が決め手で相愛になったんですかね?? 結槻をフライパンで殴った(最初、何事か分らなかった。後の説明文で分ったよ)実秋が逃げ込んだアパートを訪れて「謝りに来た」と言った結槻でしたが、何を謝りに? てか、結局謝ってないし? 謝るのはフライパンで殴った実秋の方では??

 そしてHへなだれ込む過程が微妙? 結槻には全く全然“恋に堕ちました”みたいな素振りが無くて、今まで全く一度も接触してなかった2人が、「寂しいから家に戻って来て」と「弁当は旨かった」だけで、愛の告白も無しにイキナリ?? 「開かずの間」だった亡妻の部屋を見せるのは、Hの後が良かったんじゃないかなぁ?と思ったのは個人的な好みです。

 本文には無いけど、ヤッた後に愛を育てていくって方向ですかね? だって、実秋と結槻のラブラブ新婚生活ってのも無いんだもんよ。ちょっと物足りない感が。
 仕事が忙しく帰りが遅い結槻よりも、結槻の性的趣向や実秋との関係を知っている結槻の義娘・莉子や結槻の元愛人・城丸の方が実秋の作った美味しいご飯を頻繁に沢山食べているのなら、隠さない結槻の嫉妬が一つや二つや三つくらいは欲しかったなぁ。
 てか、弁当以外で結槻が実秋のご飯を褒めたことなんて無かったんですけど。大抵褒めてたのは莉子と城丸だったし?

 私の読解能力の低さ故に、あまり萌えなかった1冊でした。ゴメンナサイ。オッサン(34)と青年(20)というカップリングはストライクだったんだけど………。




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by saigakuji_x20a | 2010-09-28 16:45 | 小説 | Comments(0)

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