「トリニティ~永遠のマリアージュ~」 プラチナ文庫   

2009年 08月 22日

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「トリニティ~永遠のマリアージュ~」 著:弓月あや イラスト:汞りょう プランタン出版
【あらすじ】
 天涯孤独の慧の許に突然現れた双子の幼馴染み、アンブローズとアリエス。彼らは慧の財産を取り戻してくれた。その上でそれぞれに求婚された。嬉しくも狼狽える慧。彼らの愛情は真実なのだろうか。愛に貪欲すぎて、慧はどちらの手も取れない。だが兄の存在に焦ったアンブローズが、手荒く押し倒してきた。無垢な躰に劣情を刻まれながらも、狂おしい眼差しに歓喜し、慧は身悶える。なのに。アリエスを思っても、躰は切なく疼くのだ…。三人の交錯する想いの行く末は…。

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 恵まれた環境で何不自由なく過ごしていた慧。両親が事故で亡くなってしまうと、叔父夫婦に住んでいた家も財産も奪われてアルバイトをしてもギリギリの生活を強いられていた。
 しかしその生活は、他人を信じられなくなっていた慧の前に現れた幼馴染みのバーンスタイン兄弟によって一変することに。起業して成功した二人は叔父夫婦に奪われた家を取り戻してくれただけでなく、求婚までしてきた! 最初は弟のアンブローズが告白してきて、後になって兄のアリアスが告白。どちらも好きだから選べないと苦しむ慧に双子は“自分たちが兄弟か慧かを選べないのと同じ”と理解を示してくれて、結局3人で…ということになります。
 でもアンブローズとアリアスがってコトにはならないので「受」は慧だけってことです。

【感想】
 少し前に発売された本です。弓月さんは好きで、でも何故か今までに私が読んだ本の全ての「受」がその生い立ち故に卑屈な性格になってしまっているという設定です。ポジティブな「攻」がそんな「受」の心を解き解していく…という展開ですね。

 「攻」が富豪で幼馴染みで双子。3Pって好きなんですよねぇ……フフフ♡ オマケに兄弟ネタもツボだったりするので私の萌えツボにド真ん中直球ストライク! って内容でした。女装もあったし!! プラチナ文庫なのが勿体無い、これがショコラノベルズ・ハイパーだったらもっとH回数が多くてエロかっただろうに…。残念だなぁ。

 慧の両親の遺産を横領しようとしていた叔父夫婦がもっと執拗に財産を狙って来たらオモシロかったのに…とか思った。いっそのこと、慧の命を狙うくらいの悪党になって欲しかった。(危機はアリアスが助けてあげるのだ。因みに私はツンデレのアリアスが好き)
 結局慧は叔父家族とは一度も顔を合わせていないので、直接対決みたいなシーンがあっても良かったかなぁ。例えばアリアスや弁護士と家の確認をしに行った時に叔父もやって来て、アリアスみたいな大物を連れている慧に向かって「母親譲りのその顔で誑かしでもしたんだろう? 夜遅いと思ったら男を相手のアルバイトをしてたのか!大したものだな」と侮辱するように口汚く罵る叔父とか、「この家に十二年も住んだのだから、ここはもう私達の家よっ!誰が出て行くものですかっ!!」と執着する叔母の図々しさとかも書いて欲しかった。
 じゃなかったら久しぶりに蓮川邸を訪ねて行った時のアリアスの驚きとか、叔父夫婦と対決したアリアスと弁護士の顛末とかのバーンスタイン兄弟サイドを書き下ろし短編でとか。
 慧が最後まで分かり合えなかった事を悲しく思っても、裁判沙汰も仕方がないとするくらいに悪役になって欲しかったな。
 てか叔父の職業って何だったんだろう? 12年間も豪邸を維持できるだけの税金等を払えるくらいの地位だろうってしか想像がつかないわ。

 お約束の“その後”を考えると、高校生の慧の進路は父親と同じ国際弁護士かな? 学費に不安がなくなったことだし、自分の危機を救ってくれた人の中には弁護士さんもいたから、自分と同じような境遇の人の力になりたい! とか考えたりしてね。学校は転校するか留学だね。
 取り戻した家も一人で住むには広すぎるから、日本に来た時にはアリアスとアンブローズも住むとかさ。
 そして何年か後に、この事を逆恨みした従兄弟たちが慧に復讐しようとする…って黒い展開も有りなのでわ? 慧を殺せば、この家はまた俺たちの家になるんだ…と思い込んでしまうとか。
 いろいろと想像が尽きませんね~~。それくらい面白かったです。(面白くなければ、こんなにイロイロ妄想したりしない)





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by saigakuji_x20a | 2009-08-22 18:02 | 小説 | Comments(0)

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